俺を好きなのはお前だけかよ
「ジョーロ君はパンジーの恋人になった。
だから、こうして私がここに来たのよ」 クリスマス・イヴ当日。
待ち合わせの場所に現われたのはパンジーじゃなく、中学校時代のクラスメイトである虹彩寺菫、通称『菫(ビオラ)』。
何が何だか全く状況を飲み込めない俺をよそに、ちゃっかりデートを堪能しやがるビオラ。
しかも、大晦日の日まで付き合えだと? ……ってアイツと同じで、お前も大晦日が誕生日なんかい! ……そうだよ、アイツだよ。
俺の恋人の三色院董子はどこいる? 連絡は取れず、ひまわりたちやサンちゃんもはぐらかすばかり。
それでもてめぇを見つけてやる。
やると決めたらやる――それが俺のモットーだ。
え、コイツがヒントってマジ……!?
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