藍の夜明け
16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。
その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。
前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。
異変は次々起き、三度目の朝。
爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。
そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。
犯人が自分かもしれない。
爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。
ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。
達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。
大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!
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