元帥ロイドの窮地に駆けつけたアインは、そのまま大軍を率いて侵攻を開始した。<br />狙うは赤狐、イシュタリカを脅かし続け、ハイム王国を手中に収めつつある凶敵の首である。<br /> 専属護衛クリスや諜報リリをはじめイシュタリカの精鋭達の活躍で、アインはついに王城・謁見の間へ到達、首魁たる赤狐と相対する。<br />しかし護国の剣がその身体を貫く時、赤狐最期にして最大の罠が、アインに襲い掛かる――。<br />「王」たる少年の冒険が終わりを告げる、不可逆の第八巻!