遊圭の陰ながらの活躍もあり、金椛軍は朔露の大軍を押し返し、戦況は小康状態を保っていた。<br />自ら敵国に残った玄月の安否を気がかりに思いつつも、遊圭は延び延びになっていた明々との祝言の準備に駆け回る。<br />だが断れない筋からの縁談が遊圭に舞い込んで……。<br />そんな中、皇帝陽元の親征に金椛軍の士気は昂揚し、朔露との最後の戦いが始まる!それぞれが選んだ道の先に待つものとは。<br />傑作中華ファンタジー、圧巻の完結巻!!