将来を嘱望された古代エジプト研究者の男が、教授を撲殺し、大学屋上から投身自殺した。<br />「黒いピラミッドが見える……あのアンクは呪われているんだ」男の同僚の日下美羽は、彼が遺した言葉をヒントにエジプトから持ち込まれた遺物’呪いのアンク’の謎を追う。<br />次々に起きる異常な事件。<br />禁断の遺跡にたどり着いた美羽を待ち受けるのは、想像を絶する恐怖と、’呪い’の驚くべき秘密だった。<br />第25回日本ホラー小説大賞受賞作。<br />