とある事情により、本心を隠して周囲の人気者を演じていた大学生の夏希。<br /> その彼に容赦ない言葉を投げたのは、常に無表情で笑顔を見せない少女、更紗だった。<br /> 夏希は更紗に興味を持ち、なんとか笑わせようとする中、次第に彼女に惹かれていく。<br /> だが、彼女が’笑えない’ことには理由があった―― 「私、笑ったら死ぬの」 明かされる残酷な真実の前に、夏希が出した答えとは? 想像を超える結末は、読む人すべての胸を熱くする。<br />