キミの青春、私のキスはいらないの?
完璧主義者を自負し、医師を志す俺、黒木光太郎は苦悩していた。
完璧な人生にはキスが必要なのか……いや、恋愛もキスも俺を惑わせるものに違いない! そんなときに出会ったのは「誰とでもキスする女」と噂される同級生の日野小雪。
ひょんなことからこいつと、「ある勝負」をすることになったんだが――「ね、チューしたくなったら負けってのはどう?」「ギッッ!?」「あはは、黒木ウケる――で、しちゃう?」 誰がキスなんか! と思いつつ。
俺は目が離せなかったんだ。
俺にないものを持っているはずのこいつが、なんで時折、寂しそうに笑うんだろうか。
――非リア、ヤリチン、陰キャ、ビッチ。
この世には「普通じゃない」ことに苦悩する奴らがいる。
だが――それを病気だなんて、いったい誰に決める権利があるんだ? 全ての拗らせ者たちに処方する原点回帰の青春ラブコメ!
更新中です。しばらくお待ちください。