「黒猫が生き返った」という不可解なメモを遺し、ある小説家が死を遂げた。<br />〈地獄代行業〉の西條皓と助手の青児は、真相を調査するために彼の館へ。<br />かつて病院だった不気味な館には、小説家の親族と凛堂兄弟が待っていた。<br />宿敵との不本意な合同捜査と、確執を抱えた親族たち。<br />張り詰めた空気のまま迎えた夜、獣に喰い殺された死体が立て続けに見つかり――。<br />闇に紛れて牙を剥く「黒猫」の正体は? 美少年探偵の妖怪事件簿、第6弾。<br />