聖創学院大付属高校に訪れた文化祭の季節。<br />文芸部の面々も、会誌の作業に追われる日々を送っていた。<br /> そんな中、近藤武巳は驚くべきものを目にする。<br />美術部の特別展示にあやめや空目らがこれまで遭遇した事件とリンクするモチーフが描かれていたのだ。<br /> 空目たちは、その意図を知るため作者の八純啓のもとへ向かうが、生徒が次々と姿を消すおぞましき怪異は既に始まっていて――。<br /> 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第6弾。<br />新装版限定書き下ろし掌編付き。<br />