代筆屋に勤める手鞠は、よく恋文の依頼を受けることから、「恋文屋」と呼ばれていた。<br />他人の恋を叶えても、自分には良縁が巡ってこない。<br />風変わりな依頼に巻き込まれがちな手鞠は、今日も疲れを酒で癒やす。<br />