僕の愛したジークフリーデ
「光なき」剣士・ジークフリーデは、国に、その王女に忠を尽くした「騎士」であった。
暴君と化し、民を無意味に処刑するかつての主・女王ロザリンデの凶行を止めるため、対峙したジークフリーデ。
しかし、その結末は無慈悲だった。
助命の嘆願は、彼女の両腕と引き換えに叶えられた。
責任を感じる旅の魔術師・オットーはジークフリーデの治療と、リハビリに努める。
その中で、二人は互いの過去を知り絆を深めていく。
だが、冷酷に時が過ぎ、再びロザリンデによる犠牲が生まれようとするとき、二人は――。
乱世に生きる少女たちの物語、第2幕。
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