朝と夕の犯罪
別々の人生を歩み、10年ぶりに再会したアサヒとユウヒの兄弟。
ふたりはある目的のため、狂言誘拐を実行に移す。
その犯罪は成功したかに見えたが、思いもよらない結末を迎えることになった。
それから8年後、神倉駅前交番の警察官・狩野雷太は、マンションの一室で衰弱した男児を保護する。
男児の傍らには、餓死した妹の亡骸があった。
神奈川県警捜査一課の烏丸靖子は兄妹の母親を取り調べるが、彼女がかつて誘拐事件に巻き込まれていたことがわかり、状況は一変する。
悲劇的な事件の裏に横たわる、さらなる衝撃とは――。
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