隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった
「じゃあユイはその旅行、行くの?」「それは……その、まだ話せてなくて」一人暮らしの高校生、片桐夏臣とイギリスから留学してきた隣室の少女、ユイは夏の花火大会デートを経て相手への恋心を自覚していた。
だが、二人が大切な想いをどう扱うのか考える間もなく、訪れた福引で温泉旅行のペアチケットに当選してしまう。
「行きたい」という気持ちはあるが、どう話して良いかわからない夏臣とユイ。
それぞれの友人にも相談するのだが、気持ちはもう固まっていて――「「……あのさ」」 居心地のよい関係を続けるのか、その先へ踏み出すのか。
甘い日々を過ごしていた関係が、変化しようとしていた。
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