海鳥東月の『でたらめ』な事情
「財布? 携帯? ぜんぜん違うよ。
私が盗まれたのは――鉛筆さ」仲良しのクラスの女子・奈良芳乃から突如、謎の相談を受けた海鳥東月。
だがそれは奇妙奇天烈な事象の始まりに過ぎなかった。
海鳥の自宅に現れた謎のネコミミパーカー『でたらめちゃん』。
彼女によって引き起こされるトイレの貸し借り、裏切り、脅迫、掴み合いからの一転攻勢、そして全力の命乞い……全てを終えた後、でたらめちゃんは海鳥に告げてくる。
「海鳥さん。
私と一緒に、嘘を殺してくれませんか?」海鳥は訳も分からぬまま『嘘殺し』に協力することになり!? 第17回MF文庫Jライトノベル新人賞〈最優秀賞〉作は奇妙奇天烈! だけど青春ストーリー?
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