フェンリル王と永遠の花嫁
8歳の乃依流はフィンランドの森で迷い、マントを被った美丈夫に助けられる。
彼の綺麗な蜂蜜色の瞳と温かな手──夢のような不思議な思い出だ。
10年後、乃依流は高圧的な父から逃げ出し祖父母の住むフィンランドに身を寄せる。
森の奥深くへ進むうち霧に包まれた古城に迷い込み、あの美丈夫・フェンリルと再会する! だが、フェンリルは冷たく『呪われた』狼の耳と尻尾を見せ、乃依流の首筋を甘く舐め溶かす。
その熱さに震えながら、乃依流はフェンリルを救いたいと思うが!?
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