推理作家協会の懇親会に参加したラノベ作家・杉浦李奈は、会場で売れっ子の汰柱桃蔵と知り合う。<br />後日、打ち合わせでKADOKAWAを訪れた李奈は、その汰柱が行方不明になっていることを知る。<br />手掛かりとなるのは、1週間後に発売されるという汰柱の書いた単行本。<br />その内容は、実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ないものだった。<br />偶然の一致か、それとも……。<br />本を頼りに真相に迫る、ビブリオミステリ!