〈母を殺したのは、志村さん、あなたですね〉一通のメールが、男の記憶をよみがえらせる。<br />メールの送り主は、かつて愛した女性の息子だった……(「雪が降る」)。<br />不世出の偉才・藤原伊織による至高の6篇。<br />