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恋は双子で割り切れない

三人の関係が再びうまい具合に収まればと、大人な私は二人のほつれをほどいてあげた。
自分の本音に蓋をして――そのつもりだった。
だけど、二人はそんな私の想いを汲んではくれなくて、胸のうちを曝け出してなるものかと思っていたけれど、無理だった。
耐え切れなかった。
もう我慢なんてしない。
私は私のやり方で純君の時間を拘束する。
手始めに、部活を作る。
うん、悪くない。
だから、これからは今までみたいに優しくしてあげないからね、お姉ちゃん。
なんて考えていたら、琉実がバスケ部の男友達に告白されたとかなんとかで、また純君の気持ちをかき乱すような厄介事を持ち込んできて……だるっ。
私の邪魔したら、許さないからね。




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