都内で改造ガスガンを使った殺人事件が発生。<br />被害者2人のうち1人の胸の上に芥川龍之介の「桃太郎」が小冊子に綴じられて置かれていた。<br />これまで文学に関わる難事件を解決してきた李奈は、刑事の要請で今回も捜査に協力することに。<br />一方で本業の小説執筆ははかばかしくなかった。<br />加えて母の愛美が三重から上京。<br />気持ちが落ち着かずにいた。<br />謎めいた事件と停滞気味の自分。<br />李奈はこの2つの問題を乗り越えられるのか!?