忘れたとは言わせない
スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞W受賞作。
米TVシリーズ化決定!23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。
事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。
ウーロフの父が死体で発見されたのだ。
犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。
事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。
彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくる――。
あなたは覚えている。
忘れたとは言わせない。
--本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。
オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。
悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。
(ガラスの鍵賞受賞理由より)
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