流浪地球
●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。
人類は太陽系で生き続けることはできない。
唯一の道は、べつの星系に移住すること。
連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。
こうして、悠久の旅が始まった。
それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。
「流浪地球」●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。
帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。
「ミクロ紀元」●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。
国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。
「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。
この未来は不可避だ」。
「呑食者」●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。
酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。
「呪い5・0」●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。
二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。
「中国太陽」●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。
かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。
頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。
「山」
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