こんな可愛い許嫁がいるのに、他の子が好きなの?
鮮烈な氷雨の告白に再び衝撃が走る《婚約解消同盟》。
最後のターゲットは、無邪気な幼馴染・北大路二愛。
二愛との婚約は幼き日の幸太自身が結んだもので、逃げずに向き合うべきだと諭すクリスと氷雨。
だが、彼女たちの心中は複雑混迷を極めていた。
《婚約》から解き放たれ自由になること――それは同盟を誓った元許嫁として、逆襲を誓った元恋人として。
好きな人と過ごす時間を失うこと。
《婚約》が恋を阻む’壁’であり、《婚約》こそがクリスたちを結ぶ’繋がり’と化してしまっていたのだ。
この矛盾した四角関係に迫る選択の時。
それでも彼女たちは前へ進む――!
更新中です。しばらくお待ちください。