「僕も、本当はあなたと一緒にいたい。<br />ですが――」 太白のもとに届いた父・長庚の片腕。<br />動揺走るなか、突如あやねが原因不明の体調不良で倒れてしまう。<br />若くして亡くなった太白の母も、結婚後に体調が悪化したという過去から辿り着くのは――あやねの体を害している原因は、太白だという残酷な事実。<br /> 離れて暮らしはじめる二人だが、啓明の魔の手が刻々と迫り……。<br />最大の危機を前に、二人が下す決断とは。<br />数多の妖怪たちを巻き込んだ啓明との戦い、ついに終結!