魔女の婚姻
青の森の魔女・ネリは、母が連行されて以来ひとりで生きてきた。
ある日、政略結婚を退けたいと依頼人の令嬢が訪ねてくる。
その結婚相手こそ宿敵・エルヴィンだった。
ここ数年、魔女のしわざだとされる「化石病」が貴族の間で流行している。
魔女の取引は厳しく取り締まられ、母は騎士のエルヴィンに連行されたのだった。
母の行方を捜すため、ネリは変異魔術で令嬢に成り代わり嫁入りする。
偽物のはずの結婚生活は、孤独なネリと頑ななエルヴィンを変えてゆく。
正体を隠すネリの心が揺れる中、悪意が二人に迫り――。
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