電波天文台が、三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工電波を捉えた。<br />地球外生命体発見の発表に中学生の芦川翔は大興奮。<br />感動を分かち合おうと天文学者を母にもつ先輩・朱鷺丘昴に話しかけるも、彼は極端に無口な変人で……。<br />一方、電波を感知する人々・レセプターが各地に出現し、連帯してある実験を始めていた。<br />宇宙からシグナルを送り続ける彼らは何者なのか?かつて宇宙を夢見たすべての人に贈る、青春SF小説。<br />