復讐者は愛に堕ちる
俺に貴女を殺させないでくれ国を滅ぼす災厄という汚名を着せられ、一族を粛清された辺境伯の息子アーレスト。
苛烈な復讐心を滾らせ屈辱の二十年を耐え抜いた彼は、効果的な復讐方法として国にとって最も重要である『祝福の儀式』を担う‘聖女’を奪い殺すことを計画する。
しかし、聖女として過酷な役目に殉じようとするセーラの健気さに心揺さぶられてしまう。
儀式の重要性を忘れ果てた人々がセーラを嘲り蔑むことに苛立ち、憎しみをますます募らせていくアーレストだったが――。
復讐心を滾らす辺境伯×純粋培養の聖女、ふたりの出会いは滅びの始まりだった――。
【目次】第一章第二章第三章第四章第五章第六章第七章第八章第九章あとがき
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