人妻がベールを脱ぐとき
淫らに?き出される女の心「身体の火照りがおさまらない」──カクテルを飲むと、女性の裡なる声が頭のなかに聞こえて……。
女心に疎い総一郎は妻との離婚をきっかけに、昼はカフェ、夜はバーのマスターをしていた。
紳士面をしているがじつはむっつりスケベで女好き。
しかし、営業中は下心を隠さなければいけない。
店を始めて4年が経つが、繁盛しているとは言い難く、常連客でなんとか持ちこたえていた。
そんなある日、新作のカクテルを試しているとなぜか女性の「心の声」が頭のなかに響き……。
貞淑な和服姿の夫人、訳ありの新妻、かつての部下で不倫相手の人妻が店を訪れて!? 女性の心の声が聞こえてしまう総一郎の前で、悩みを抱えた人妻たちは、淫らな自分を解き放ってゆき──。
【目次】第一章 魔法のカクテル第二章 鎌倉夫人の懊悩第三章 カフェでの情事第四章 別れた人妻第五章 海岸の逢瀬
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