女学校を卒業し、さびれた本屋の家政婦となった宵子。<br />だらしないことが大嫌いな潔癖性の宵子と、くたびれた中年男やもめの雇い主・一生との共同生活は、小さなぶつかり合いを繰り返しながらも、いつしか温かい空気が通い始め、宵子は一生への恋心をはっきりと自覚する。<br />しかし、二人の間には様々な障害が立ちはだかって…!? 「本屋さん、私ね、本当はもっと若くて清潔な人が好きなんです。<br />それなのに、なんでこんな人を…」。<br />懐かしくて切ない、年の差レトロ・ロマンス。<br />