武生ちゃんのひまわり
武生35歳と純25歳は、義理の兄弟。
高円寺の一軒家にふたりで住んでいる。
武生は、純の母親・清美の再婚相手の連れ子だった。
清美は、「人生は短いの。
‘愉しい’を優先させなさい」が口癖で、あっという間に再婚相手が病死した後も世間体など気にせず、恋愛にも性にも奔放に生きていた。
その影響からか、ゲイの純は多くの男との気ままなセックスを日々愉しんでいるが、彼氏は作らない主義を通している。
一方の武生は高校時代に電車に乗れなくなって引きこもりになり、アルバイトをしても長続きせず、新宿二丁目のバーで働く純の稼ぎで暮す…。
それでもふたりが幸せなのは、‘愉しい’をすべてに優先させて生きているからだった。
血のつながりがなくても、強い絆で結ばれ、毎日を愉しく生きる兄弟の物語。
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