歓びはすべて記憶の中に封印されて
大学の卒業を間近に控えた圭吾と幸樹は、将来一緒に暮らすことを夢見ながら、幸せな時間を過ごしていた。
その日、一緒に買い物に出かけたふたりは、交通事故に巻き込まれてしまう。
重傷で意識を失った圭吾が目を覚ましたのは、1年後の春。
病院に駆けつけた両親から聞かされた幸樹の消息に、圭吾は耳を疑う。
何と幸樹は高校時代の同級生と結婚し、子供までいるのだという。
幸樹は事故のせいで、圭吾と過ごした日々の記憶を失っていたのだった…。
愛する人が目の前にいるのに、その手を取ることのできない辛さ。
ふたりの絆は二度と戻ることはないのか…。
狂おしいほどの愛の物語。
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