溺愛王子と溺れる花嫁
氾濫を繰り返す大河を静めるため、16歳になる娘を生け贄として水神に捧げる「水神の花嫁」の儀式。
この地を治める伯爵の娘ソフィアが、水神の花嫁になると言い出して騒動に。
しかし、読書好きで物知りのソフィアは、治水の技術を駆使すれば河の氾濫は抑えられると確信していた。
周囲には‘河に身を投げた’と思わせて身を隠し、密かに治水事業を行うつもりでいたのだ。
ところが、儀式の前夜、妹ロザリアの策略で、ソフィアは捕らえられ、河へと投げ込まれてしまう。
溺れて気を失い、流されていた彼女は隣国の王太子ジェラールに助けられる。
ジェラールはひと目でソフィアを気に入り、自分の花嫁にしようとするが…。
水害から領民を守ろうと奮闘するヒロインと、彼女を溺愛するヒーローの熱愛ストーリー。
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