「君は竜の《花嫁》で、私の妻だ」白竜のシュトラールの‘花嫁’となった小国の姫、澄白。<br />名ばかりの花嫁である自分を傍らに置き続けるシュトラールに、彼への恋慕を胸に秘める澄白は喜びと共に哀しみを感じていた。<br />黒竜を追い地上に降り立った澄白たちは、塔に住む公女と若きドラゴン学者に出会い――。<br />花嫁への独占欲を強める竜と恋心を抑え続ける姫君、切なく純粋な想いの行き着く先にあるものとは…? 人気作第七弾!