放課後、生徒会の仕事でひとり居残っていたトールは、見知らぬ世界に迷い込み、コウ国の王コウライギに拾われた。<br />優れた統治者のもとに現れ、国を豊かにさせる者――言い伝えにある’瑞祥(ずいしょう)’だと信じられたトールは、コウ国の王宮に連れていかれるのだが……。<br />人間を毛嫌いしているコウライギは、トールに金の首輪をつけて言葉も教えず、自分に絶対服従するよう躾けはじめて!?