恐ろしい社交界で平穏無事に生きるため、男爵令嬢のシャルティアナはメガネ&地味な装いで類い稀な美貌を隠し、ひっそり過ごしていた。<br />ところが、ある夜会でその平穏は崩れ去る。<br />令嬢達の憧れの的である公爵家のレオナルドが大勢の前で求婚してきたのだ! 「指の手当てをしてくださったあの日から、貴女のことが頭から離れません」真摯に想いを伝えてくるレオナルドだが――私、手当てをした覚えはないのですけれど!?