竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、何かと噂の多い同級生・箕方を副会長に指名した。<br />周囲が望む優等生でしかない自分と対象的な他者を意に介さない孤高の箕方に惹かれてやまず、1年間だけでも彼を近くに感じたかったから…。<br />生徒会入りの代償として卒業まで箕方の言いなりになるという取引をした志野は、やがて身体をも奪われる。<br />好きな男との時間に刹那の喜びと苦しさを募らせ――季節は巡り、迎えた卒業の日……。<br />