「跪いて愛を乞わせてやる!」 英国伯爵のジェラルドには、ずっと想いを寄せている相手がいる。<br />幼なじみで、現在は専属ソムリエとして自分に仕えている小山晴尚だ。<br />幼い日、身分差から一度は引き裂かれた相手だが、晴尚は逞しく成長して戻ってきてくれた。<br />だが、伯爵という立場を慮ってか、晴尚はジェラルドの告白を躱してばかり…晴尚さえいれば地位も名誉も何もいらないというのに…業を煮やしたジェラルドは一計を案じ―――!?