この愛、買います
「行ってくる」 「…おいっ、バカ」 玄関先で仏頂面のまま、哉都にいってらっしゃいのキスを要求する男――大企業の辣腕副社長と名高い汐崎と、哉都は初恋を実らせた恋人同士。
昔、契約愛人だった頃は、猫みたいに甘えるのも気障なセリフを囁くのもお手のものだった哉都だが、…今は恥ずかしくてたまらない。
新婚を地でいくような生活に、本当の愛を知らなかった哉都は少しずつ慣らされていた。
けれど、ふたりの前に哉都の元オーナーが現れて…!? ――誤解が誤解を呼び、いじっぱり同士の恋は波乱万丈!!
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