訳あって人目を避けて村外れの古民家に暮らす画家のハルヲ。<br />そんなハルヲのオッドアイはこの世のものでないものを映しだす。<br />ある雨の日、鬼憑きの男・白井と出会い好奇心で家に招き入れてしまう。<br />極道と縁を切りこの地へ来たという白井と生活するうち、寡黙な男の孤独に触れて惹かれ始める。<br />そして夜半、酔った白井に体を抱き寄せられ唇を重ねられた…。<br />想いが通じあったと喜んだのも束の間、幸せな時間は長くは続かず──。<br />