家賃も払えず極度の栄養失調で路地にうずくまっていた一馬は、通りがかった財閥の御曹司・航洋に拾われた。<br />顔が可愛いから――ただそれだけの理由で、タマと呼ばれて屋敷で衣食住の世話をされることに。<br />料理が趣味の航洋は、食材を惜しみなく使い、時間をかけて美味しい手料理をふるまってくれる。<br />居候の身なのに、徐々に航洋に惹かれていってしまって――? 土鍋で炊いたおかゆ、チャーハン、豚骨ラーメン……美味しいご飯とやさしい恋。<br />