新進気鋭のファッションデザイナー・諏訪は、高校の同窓会を兼ねた旅行で、梔子の花の香りがむせ返る寂れた離島を訪れる。<br />しかしここは、昔から売春を生業とする者が暮らす秘島だった。<br />女に飽きた諏訪には退屈な宴席のなか、旅館の仲居に美しい男娼のタカオを紹介される。<br />無垢ながらも淫靡なタカオに出会い、熱い疼きを我慢できなくなくなった諏訪は、一晩中精を注ぎ続けた……。<br />東京に戻るも崇生のことを忘れられず、再び島へ渡る諏訪だったが――?