偏屈宰相、幼妻に篭絡される 〜契約結婚でも夫婦は夫婦です〜
――その報せは突然届いた。
自国が仕掛けた戦争に敗北し、父王と兄が戦死したというのだ。
この国の王女マリアティーヌは『不吉の象徴』といわれる赤目を持って生まれたがゆえに、軟禁されて育った。
しかし、強欲な大臣たちに国を乗っ取られるのを防ぐため、親子ほども歳の差のある宰相ロズワルドとカタチだけの結婚をし、女王として即位することに。
結婚後、ロズワルドに言われるまま『宰相の傀儡であるかのように』振る舞い、本来の優秀さを隠しながら国を治めるが、徐々に偏屈で不器用なロズワルドに惹かれていくマリアティーヌ。
そしてまた、ロズワルドもマリアティーヌに惹かれるが、彼には誰にも言えない秘密が……。
「あなたは、私のような男にキスされて嬉しいとでも?」「はい!」(本当は、ふにふにの唇にさわらせて欲しいけど……)訳アリ偏屈宰相(四十二歳)×素直でちょっと変な(?)王女(十八歳)の『歳の差契約結婚物語』完結。
※電子書籍限定書下ろし付き。
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