大好きな卓也と結ばれる喜びよりも、これから先の人生のレールが敷かれてしまうことに不自由さを感じていた。<br />そんなとき、会社の飲み会で泥酔した私は課長の藤森と一夜を過ごしてしまう。<br />藤森との関係を重ねるうち、浴室やベッドに女の影がちらついてゆく。<br />それは私の幸せを奪おうとする何者かの生霊なのかもしれない……。<br />