三十路のモデル・加弥は、ロクな仕事にありつけないまま、パトロンに囲われて日々を過ごす。<br />精力の衰えたパトロンとの関係も微妙なものになりつつあるとき、加弥は南の孤島の別荘に行くように命じられる。<br />そこで出会ったのは精悍な男・タカオと、別荘に以前住んでいた絶世の美女の奇妙な噂だった。<br />加弥と同じく別荘に住んでいた女は、島の男を次々に狂わせた。<br />暗い別荘のなか、タカオは加弥にその白い肌の思い出を語り出す――。<br />