Xの魔王
フェシナス王国王女として公務に復帰したカルセ。
彼女は任務で地方に赴いている勇者アティスのことを思いつつも、ともに王都で公務をこなす魔王ミトラスのことが少しずつ気になり始めていた。
一方、魔王ミトラスは、モテモテになった姿を見せつけ、改めてカルセに自分を認めさせるため、温泉療養地トゥールに「ハーレムを作る」と言い出す。
婚約者であるアティスと仲間であるミトラス、ふたりの間で揺れ動くカルセの心。
だが「世界の敵」たる存在・V(クィンタス)が、魔物を率い、ついに進軍を始める――。
魔王×王女×勇者のトライアングルファンタジー、風雲急を告げる第三巻!
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