卒業を前に進路の決まらぬ祐司は、姉が連れてきた婚約者・透に一目で恋に落ちた。<br />だが姉の幸せのため、自分の気持ちを封じようとする。<br />そんな祐司を誘い出 したのは、透のほうだった……。<br />祐司と透、それぞれの孤独と、止めようのない恋。<br />痛いほど純粋な愛が切々と胸を打つ、第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞 作。<br />