クダンの話をしましょうか
どこからでも海を臨むことのできる、とある街へとやってきたクダン。
世間は夏休みだが、クダンは喫茶店でバイト。
その合間に客の手相占いをして鵺の手掛かりを探していた。
そんなクダンのもとに現れたのは、元‘コクバン’の管理人・美千恵。
彼女は、記憶の中にあるドッペルゲンガーを探しているという。
クダンの占いを頼りに、故郷のこの街を探索する美千恵だったが、不思議な小学生グループに阻まれ――。
新たな街での、出逢い、わかれ。
そして、ときおりもたらされる数奇な邂逅。
せつなく、やさしい予言の物語、第二章。
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