日本ホラー小説大賞受賞のデビュー作『夜市』が直木賞候補になり、その後も山本周五郎賞や吉川英治文学新人賞にノミネートされる注目作家である著者が、デビュー前から長らく住んでいる沖縄を題材にした短篇集。<br />在住の作家ならではの、沖縄文化の描写と息遣いにあふれている。<br />怖さと不思議な心地よさが同居する、沖縄幻想譚全7篇。<br />