神様のおきにいり
最近、智宏の近所では黒衣の麗人が珠枝を訪ねてまわっているという。
どうやら珠枝が小さくなったのは、この女性から逃げるためだったらしい。
珠枝はネコのマロニャーに霊力を分け与えて放し、追っ手の目を眩ませているというのだが、このままではまた零落の危機。
智宏が真剣にマロニャーを捜して霊力を取り戻すことを提案しても、珠枝の意見とはまた平行線。
しかたなくヤマイヌに協力を頼みにいくのだが、なぜか話は妖怪町内会主催・流しそうめん大会へとそれてゆき……???――人と妖怪の不思議な対話の物語。
智宏、ゆっくり夏の成長物語編。
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