毒使いの逃亡者
召喚した人間に魔物を強制的に封印し、その人間ごと封印した魔物を倒す禁断の大魔法によって、小暮幸久はその身にドラゴンを宿すことになってしまう。
封印されたのは毒を司る古竜ヴェノ。
そしてドラゴンを討伐する組織に追われるヴェノとともに、ユキヒサの逃亡生活が始まった。
「俺は毒を吸収できる体質なんです。
だから色々とその手の知識を蓄えています」ヴェノを宿した影響か、毒による状態異常を無効化できるユキヒサは、薬師の少女アルリーフと親密になる。
アルリーフとともに、世話になった村を流行病から守ることに成功したユキヒサは、冒険者としても成長し、ヴェノを追う組織に対抗する力をつけていくのだった。
しかし、そんなユキヒサとアルリーフのいる村にも、ついに組織の追っ手の影が迫る!毒にも薬にもなる異世界逃亡劇の第二幕、いよいよ開始!
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