勇者を辞めた勇者の物語
異世界に召喚され、かつて水の勇者として活躍した新藤裕也も、今では三十一歳の平凡なおっさん。
王都の自称『何でも屋』として、母親の形見の髪飾りを失くした少女からの依頼を無事に解決したユウヤは、依頼人だった少女に剣術指南をしつつ、再び自堕落な毎日を送っていた。
「遠出の依頼を持ってきた。
港町で魔物を片付けてきてくれ」そんなユウヤの下に、王都を守護する騎士団の副団長から依頼が舞い込んだ。
どうやら港町の沖に魔物が居座っているせいで、漁船が出せず町が滅ぶかもしれないらしい。
今度の敵は小島ほどある魚の魔物アスピドケロン!? 圧倒的なスケールの巨大魚を討伐するため、元・水の勇者はどう戦うのか!? 訳ありの新たな勇者も登場し、潮の香りに港町が躍る!その後の勇者を描いた異世界便利屋ストーリー第二弾、いざ開幕!
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